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大本山増上寺別院 弘経寺
弘経寺は,正式名称を『寿亀山天樹院弘経寺』と称し,応永21年(1414年)嘆誉良肇上人によって創建されました。
室町時代には関東浄土宗の中心寺院として栄え,多くの学僧を世に送った有力寺院でありました。
ところが天正5年(1577年)壇越常陸下妻城主多賀谷氏と小田原北條氏の合戦に巻き込まれ多賀谷氏が弘経寺に陣を張ったために,戦火で堂宇を焼かれましたが,第九世壇誉存把上人は下妻に逃れ,後に結城に秀康の帰依を得て結城に弘経寺を再建しました。
そのため弘経寺は寺院活動の停止を余儀なくされましたが,第十世照誉了学上人の代に寺院再興の時期を迎えます。
上人は,徳川三代(家康・秀忠・家光)から帰依,厚遇され特に家康公の孫にあたる千姫は上人に帰依し,弘経寺を菩提所を定め,再建に多大な寄進をしました。
そのため,江戸時代には紫衣壇林として十八壇林の中でも上位に置かれる寺院になりました。
惜しくも千姫の御殿を移築した壮麗な大方丈は明治39年(1906年)に灰燼に帰しますが,天樹院殿御廟(千姫の墓所)や遺品,そしてゆかりの品々は,往時の風格を現代に伝えています。
所在地
常総市豊岡町甲1
(関東鉄道常総線 水海道駅より車で10分)
電話番号
0297−24−0895
営業時間
境内 参拝自由
堂内 要予約(有料)
駐車場
有 ( 普通車 20台 )
HPアドレス
問い合わせ先
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